【6冊目】『こねて のばして』

大人気絵本作家ヨシタケシンスケさんの1冊です。
この本を読んだ頃、パン作りにハマっていた私にはもう、こねてのばされているのはパン生地にしか見えなかったのですが…娘には「すきなおふとん」に見えたようです。
「すきなおふとん」というのは娘が1歳のころから大切にしているひざ掛けのことです。
夜寝るときのお供はもちろん、朝も一緒に起きてきて、お昼寝のときも、テレビを見るときもいつもそばに。
ヒーローごっこのときはマントに。
忍者ごっこのときには隠れ身の術に。
マフラーにもなるし、オバケにもなるし、時には空飛ぶ絨毯にもなっちゃう「すきなおふとん」。
この本を読んだときには、まさにこねてのばされていました。

子供たちは大好きな相棒を、大人たちは大好きな子供たちを、こねてのばしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

因みに、息子もこの本が大好きなのですが「こね太郎」と名付けていました。