【7冊目】『あいうえおの本』

こちらは元々、主人が持っていた本なのですが子供が気に入って、この本でひらがなを覚えることができました。

木で作られたようなあいうえおの文字、その隣の絵はいかにも日本らしいものが描かれ、さらに背景にもそれぞれの文字から始まるものが隠れているという安野光雅さんらしい遊び心に溢れています。

普通のあいうえお表では中々見ない絵がたくさん描かれています。
例えば、「し」は「七福神」、「ひ」は「ひょうたん」。
この本であいうえおを覚えた娘はしりとりで「る」が回ってくると「るりかけす!」と言うようになりました。(知らない人たちを困惑させています。)

絵をただ眺めて楽しむもよし。物の名前を覚えるもよし。「あ」から始まるものをいくつ見つけられるかと遊ぶのもよし。
読む人によっていろいろな楽しみ方ができるのではないでしょうか。

お部屋に飾っていてもおしゃれな、表紙も中身も美しい1冊です。