おすすめ第2弾!
『スウェーデン式アイデア・ブック』(フレドリック・ヘレーン著)
「何かいいアイデアはないか?」
だれでもこのような質問を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。
そんなとき、すぐにアイデアが湧き上がってくればいいが、なかなかそうはいかない。
仮に浮かんだとしても、それを口にするまでがこれまた一苦労。
こんなことを言ってもいいのだろうか?
だれかに怒られやしないだろうか?
どうせ私のアイデアなんか・・・
そんなことを逡巡している間にその場はお開き、なんてこともあるかもしれない。
アイデアっていうものは降って湧いてくるようなものではないと思う。
日ごろから、あれやこれやと考える。
ああでもない、こうでもないと考える。
そうした積み重ね、下地があってこそ、
何かのふとした拍子に芽が出てくる。
きっとそういうものなんだろうな。
ただ、考えると言ってもどうしたらいいかわからない。
何から始めればいいかわからない。
そんな人にぜひ本書をおすすめしたい。
この本の中には考えるための取っ掛かりとして、
具体的な30のエピソードが散りばめられている。
例えば、
“答えは、ほかにもある”
“基本的な条件を取り除く”
“イライラのもとを見つける”
“異分野から刺激を受ける”
などなど。
今すぐ考えるためのヒントが見つかるはず。
知識や技術はもちろん必要。
でも、それ以上に情熱が必要。
大切なのは頭を働かせ続けること。
才能なんていらない。
ひたすらに頭と心と手を動かすこと。
アイデアを考えるのに失敗なんてない。
最初から良いアイデアなんて出てくるわけない。
だから、繰り返す。
だから、続ける。
さあ、ペンを手に取って、思いつくまま書いてみよう。
きっと素晴らしいアイデアがその紙切れのどこかに隠されているはず。
細かいことは気にしない。
こだわり過ぎないことも大事。
“多くのアイデアは、芽が出た場所より、
他人の頭に移植したほうがよく成長する”
行き詰まったら、家族、友人、同僚、上司など、
身近な人に自分のアイデアを投げてみる。
大事な我が子(自分が産み出したアイデア)を晒すのは勇気がいるもんだ。
いろいろネガティブな気持ちが込み上げてくることもあるだろう。
でもね、そんなときはこの言葉を思い出してほしい。
「可愛い子には旅をさせよ」
いつまでも自分の手元に置いておくのはもったいない。
せっかくの素敵なアイデアが日の目を見ないままなんて。
どんなアイデアも環境次第。
きっとその一歩が、世界を変える。
追い風も向かい風も受けて、さまざまな経験をしていく中で、
より素晴らしいアイデアへと昇華していくのではないだろうか。
新しい気付きは思わぬところから。
あなたが楽しみながら、ワクワクしながら、
頭と心と手を動かして、アイデアを考えることができますように・・・。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。