【10冊目】『しろくまのパンツ』

こちらはNHK Eテレの人気工作番組でアートディレクションも務めるtupera tuperaさんの1冊です。

パンツをなくしたしろくまさんがねずみさんと一緒にパンツを探すことに。
色も形も様々なパンツ。だけど、どれもしろくまさんのパンツではないみたい…。
パンツの形が穴あきになっていて、めくるとそのパンツをおしゃれに履きこなす持ち主たちが次々に登場!
じゃあ だれのパンツ?と子どもと一緒にあてっこしながら楽しめます。
そして最後は、「なるほど~、そうきたか!」と大人も笑ってしまう展開に。

紙の切り貼りで作られた鮮やかで立体感のあるイラスト。
最後は歌まで歌っちゃう、ちょっととぼけたしろくまさんのお話。
tupera tuperaさんの遊び心が満載の1冊となっています。

中でも「さすが!」とそのこだわりに驚かされるのが本の帯!
読むのには邪魔になるし捨ててしまう方も多いと思いますが、この絵本の帯は何と、しろくまさんのパンツになっているんです♬
パンツを脱がせてから本を読むという思わず笑っちゃうひと手間。
しかも、そのパンツが破れたり、なくなってしまった場合は替えのパンツを申し込めるという徹底ぶり。(替えのパンツの案内もきちんと本に記載されています。)

子どもはもちろん大人も楽しめる、プレゼントにしても喜ばれる作品だと思います。