【9冊目】『とけいのあおくん』
小さな青い目覚まし時計のあおくんは、誰かが買ってくれるのを時計屋さんでずっと待っていました。
ある日、男の子に気に入られ、パパのプレゼントになります。だけど時間が近づくにつれ、あおくんはちゃんとパパを起こせるのかドキドキしてきます…。
私の娘が最初に話した言葉は「わんわん」「ぱいぱい」。
よし!次は「ママ」かな?「パパ」かな?とワクワク楽しみにしていましたが、実際は「とっけい」でした。
そこからしばらく娘の時計ブームが始まります。
お散歩していても、お店に入っても、車に乗っていても時計が見えるたび、「とっけい!とっけい!」と大興奮。
そんな娘に何か時計の本がないものかとおばあちゃんが一生懸命探してプレゼントしてくれたのが、今回の本です。
殿内真帆さんのポップな絵と独特の色遣いがイギリス生まれのかわいいお話にマッチしています。
パパを起こす時間が刻々と迫ってくるページは「あおくん」のドキドキがこちらにも伝わって、本当に針の音が聞こえてくるようです。
対象年齢は4歳~となっていますが、時計がたくさん出てくるこの絵本は1歳だった娘のお気に入りの1冊となりました。