おすすめ第14弾!
『にじいろの さかな』(マーカス・フィスター=作、谷川俊太郎=訳)
「与えること」
これは生きていく上で、重要なキーワードだと思う。
一言付け加えるなら、
「見返りを求めずに与えること」
自分がされて嬉しいことは、他の人にもやってみる。
自分がされて嫌なことは、他の人にはしない。
当たり前のことだが、当り前にできている人がどれだけいるのだろう。
ついつい、人は自分本位に考えてしまいがちだ。
特にしんどいとき、つらいときなら尚更そうだろう。
それでも、どんなときでも相手のことも考えられるかどうか。
そこんとこが大切なんじゃないかと思うわけで。
別に相手のことだけ、というわけじゃない。
もちろん、自分のことを考えることは大事だし、最優先事項だと思っている。
ただ、自分のことだけ、だとダメなわけで。
子どもの思いやりを育みたい。
自己嫌悪に陥ることがよくある。
そんな人にぜひ本書をおすすめしたい。
きらきらかがやくきれいなうろこをもったにじうお。
それをもっていることがしあわせにつながるとおもっていた。
でも、きづいたらひとりぼっちになっていた。。。
この絵本を読むといつも考えさせられる。
「与えることの大切さ」、そして、「幸せ」について。
幸せとはなんだろうか。
大きくなればなるほど、私たちの感覚は鈍っていく。
「こうあるべき」「これが普通」「周りもみんなそう」
そうして、自分の思いや気持ちに気付かないフリをする。
他と比べて、自分の幸せを見出そうとする。
でもね、きっと、そんなところに幸せなんてないんだよ。
幸せに「する」
とか
幸せに「なる」
とか
その発想自体が違うんじゃないかと。
幸せとは、
「ふとした瞬間に感じる満ち足りた気持ち」
なのだと思う。
これがあれば幸せ。
あれがあれば幸せ。
・・・本当にそう?
相手がどうとか、周りがどうとかではなくて、
あなた自身が思う幸せのかたちを大切にしてほしい。
そして、それをみんなと分かち合ってほしい。
あなたが与える喜びを知り、
自分なりの幸せについて考えるきっかけになりますように・・・。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。