【49冊目】『パンどろぼう』

まちのパンやから サササッととびだす ひとつのかげ。
パンがパンをかついで にげていきます。
「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」

そんなパンどろぼうがある日見つけたのは「せかいいちおいしいもりのぱんや」という一軒のお店。
これはほうっておけないと、忍び込み、期待に胸を膨らませ、おいしそうなパンを一口食べてみると…。

まずは表紙のインパクト!何ともシュールなパンどろぼうのビジュアルに目が釘付けです。
パンが好きすぎてパンの格好をしちゃう可愛らしさも、おじさんの話をすんなり聞ける素直さも、パンなのに豊かすぎる表情も、どこもかしこも泥棒なのに憎めない、パンどろぼうの魅力でいっぱいです。

子どもたちはパンどろぼうの顔芸(?)で大笑い!
最後はほっこり。
息子はパンどろぼうが好きすぎて、家にもあるのに、何故か図書館でも借りてくるという謎の行動をとっていました。

パンどろぼうのこれからにも目が離せません。