おすすめ第4弾!
『What Color Is Love ?』(Joan Walsh Anglund 著)
これを読んだのは、確か中学生のころだったと思う。
当時の英語の教科書の後ろの方に載っていた。
教科書には似合わないほどの愛くるしいイラスト。
内容はあんまり覚えていなかったけど、
タイトルだけはなぜか頭に残っていた。
大きくなってもう一度読み返してみると、
とても素敵なメッセージが記されていることに気付いた。
英語で書かれている絵本ですが、
そこまで難しい単語は出てこないので読みやすい。
文章というよりは詩に近い感じ。
英文のリズムが心地良いので、
お子さんがいる人は読み聞かせにいいかもしれません。
ただ、子どもたちだけにというのはもったいない気がするなー。
絵本なんて子どもの読み物でしょ?
なんて思わずに、大人の方にも読んでほしい。
なかなか自分に自信が持てない。
世間の比べたがり症候群にはもう疲れた。
そんな人にぜひ本書をおすすめしたい。
“The world has many things. . .
the world has many people. . .
the world has many colors. . .
and each of them is different.”
「世界にはいろんなものがあって、
世界にはいろんな人がいて、
世界にはいろんな色がある。
そして、それぞれみんなちがっている。」
当たり前と言えば、当たり前のことかもしれない。
だけど、本当にこの意味を理解できているだろうか。
みんなちがっている。
この事実をどれだけの人が受け止めようとしているだろうか。
とかく、周りと比べがちな世の中で、
一体、どれだけの人がちがいを認めようとしているだろうか。
“Color is something we see with our eyes,
but love is something we see with our heart.”
「色は目で見るもの。
でも、愛は心で感じるもの。」
色はこの世界の外側に彩りを与えてくれる。
そして、愛はこの世界の内側を優しさで満たしてくれる。
とても古い絵本なので、
お手頃な価格で見つけることが難しいかもしれませんが、
ぜひ、ご一読いただければと思います。
子どもにも、そして、大人にも。
“What Color is Love?”
あなたならこの質問になんて答えますか?
あなたが周りの世界を見つめ直すきっかけに、
そして、優しい気持ちになれますように・・・
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。