おすすめ第7弾!
『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』
(向山淳子、向山貴彦、たかしまてつを)

前回に引き続き世界一つながりの本です。
・・・いやいや、別に狙ったわけではないですよ。
たまたまです、たまたま(笑)

さて、それでは本題に戻りましょう。

英語ができるようになったらなぁ。。。

だれでも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

私が思う日本の教育七不思議のうちの一つ
中学・高校と6年間も英語を勉強しているにも関わらず、
英語を自由に操れる人が少ないということ。

自分のことを振り返ってみても、英語がペラペラできたという記憶が一切ない。
読んだり書いたりは学校の授業があったから多少なりともできたけど、
話したり聞いたりといったことは、満足にできたことがないように思う。

ただ、不思議なもんで文法用語なんかは頭に残っていたりするんですねー(笑)

3単現のs、現在進行形、不規則動詞、受動態、現在完了形、、、

これらの字面を見ただけでダメですよね。
漢字ばっかり。いかにも難しいです感がすごい。
こりゃ、なかなか中学生諸君は英語と仲良くなれないだろうなぁ。。。

しかも、文法をどれだけ知っていても、英語が話せるようになるわけじゃないという。
もう、ほんと、(どこまで真面目にしてたかは怪しいけど)英語を勉強してきた時間、返して!(笑)

そもそもなぜ、6年間も勉強しているのに英語が話せるようにならないのか?
その答えの一つをこの本の中に見つけた。

冒頭の準備運動の章で著者は英語が言語であることに触れ、こう語りかけています。

“基本はとにかく「溢れるまで貯める」ことです。”

今までも耳にしたことがあるような言葉だが、
重要なのはこの手前の部分に書いてある内容
ここを読んでさらに深く納得した。

“自分のしゃべっている第一言語というのは息を吸うのと同じくらい自然なものなので、意識するのは難しいと思いますが、よく考えてみれば、自分がしゃべっている時や書いている時、決してゼロから文章を作っているのではなく、どこかで見たり聞いたりした文から、自分が気に入った表現を選んで使っていることに気がつくはずです。
英語も同じ言語ですから、日本語と憶え方が違うはずありません。

そうなんです!きっと。
英語は英語
それをなんやかんやと細かく分けるからややこしくなるんですね。

英文法、英会話、ヒアリング、長文読解、英文和訳、、、

No!
英語は英語
これだと思うのです。
その英語を身につけるためには、とりあえず、「読む」こと。
いわゆるインプットですね。これが大事。

その一歩目として最良のものがこれだと思うんです。

英語を何度も勉強しようと思ったけど、挫折してしまった。
難しい文法用語の嵐に遭い、結局いつも続かない。
そんな人にぜひ本書をおすすめしたい。

まず、目的がはっきりしている。

「最初の一冊の本をあなたが選び、読み始めるまでのお手伝い」

だから、ものすごくシンプル。
説明も読むことに注力しているので、イメージしやすい。
そして、出てくる図示がとてもわかりやすい。

こういう風に英語を学び始めたら、きっと英語が好きになる。

ビッグ・ファット・キャットやパイ屋のエドなどの登場する絵もいちいち可愛い。
難しい文法用語が一切出てこないので、安心して読めます。

また、英語にある程度習熟している方でも、
応用編の第十二章、第十三章では新しい発見があるのではないでしょうか。
巻末には次のステップとして、難易度別のお勧め書籍まで載っています。

あなたが英語のおもしろさを感じ、
言語という魔法に触れるきっかけになりますように。

いやー、今日は長くなってしまった気がするなぁ。。。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。