【45冊目】『はじめてのてんきえほん』
いつも見ていて、でも大人になるにつれ、それが当たり前になっていた空。
子どもが産まれてからはそれがまた、何とも不思議なことに毎日新鮮なものに変わりました。
子どもたちにとっては道端に落ちているどんぐりもゴミも、公園のわきに咲いている小さな花もそこにとまる虫も、そして空に浮かぶ雲や星もすべて同じように魅力的で気になる存在のようです。
あんなに小さい体なのに私の何倍も広い視野を持っている子どもたち。
そんな子どもたちと日々を過ごしていると「あー!飛行機雲!!」「どこから雨ってふってくるんだろー?」「わー!にじーっ!!!」と自然と私自身も空を見上げることが多くなりました。
すると、おもしろいこと、おもしろいこと。
「今日は晴れー」「今日はくもりー」「あー、今日は雨か、洗濯物乾かないな」だけじゃない。
空の色も、雲の形や広がり方も、本当に毎日違っていることにあらためて気付かされました。
「なんで?」「なんで?」が口癖の娘のためにと選んだこちらの絵本。
大人でも何となくはわかるけど、聞かれると説明するの難しい・・・という現象もかわいいイラスト付きでとても分かりやすく書かれています。
簡単な漢字にも全てふりがなが書かれているので、ひらがながスラスラ読めるようになれば4,5歳の子でも一人で読むこともできます。
特に何度も見返したのは「空がおしえてくれるてんき」というページ。
このページを覚えてからは親子で空を見上げては「あー、うろこ雲だからもうすぐ雨かな~」などと天気を予測して楽しんでいます。
近年、異常気象や大きな災害など天気によって被害を受けることも多くあります。
だけど、その自然の中で生かされているのだから、そこから離れることはできないのだから、恐れるだけでなく、その豊かさや偉大さを感じ、特性を知り、どうせなら好きになりたい、そう感じています。