【70冊目】『ポカポカホテル』
たっちゃんがお留守番をしていると、おうちのスリッパの片方をくわえてきつねが走っていきます。きつねを追いかけてみるとそこには…。
いもとようこさんの絵とタイトルの『ポカポカホテル』の響きがとってもマッチして、読む前から温かな雰囲気が漂ってきます。
いもとようこさんの絵はどうしてこんなにも優しいのでしょうね。
むかし、庭に干してあった靴が片方なくなったことがあったけど、もしかすると、ホテルの一室になっていたのかな?
本当に動物たちが冬眠期間はこうやってホテルに滞在していたら…。
いろいろ想像するとおもしろくなっちゃいますよね。
でも本当にこんなホテルがあるならぜひ覗いてみたい。
見慣れたスリッパのはずなのに、ホテルになるとなんだかとてもアーティスティック!
きつねのセンスに脱帽です。
おはなしも、イラストも、出てくるキャラクター達も、ほんわかした可愛さが詰まっています。
また冬になったら、子どもたちと布団に包まりながら読みたい1冊です。
いもとようこさんと松岡 節さんの2人で書かれた絵本は他にもたくさんあるので、またいつかご紹介したいと思います。