【27冊目】『ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑』
ドングリは、似ているところもあるけれど、ひとつひとつがみなちがう。
だから、ひとつひとつが宝物……。
日本一小さなドングリから世界一大きなドングリまで、作者の盛口満さん(ゲッチョ先生)が全国各地で集めた様々なドングリがどのページにもぎっしりと紹介されています。
こちらは図鑑ですが、ドングリが全て写真ではなく絵で描かれています。
何だかそこから作者のドングリ愛が伝わってきて、温かさを感じることができます。
我が家の近くの公園にも秋にはドングリがたくさん落ちています。
たくさん拾って帰って、図鑑と見比べるとうちの近所ではコナラやシラカシのドングリが多いようです。
たまに落ちている大きなクヌギのドングリはアイドル並みの人気です。
子どもたちは袋いっぱいひたすら収集したり、砂場レストランの材料にしたり、滑り台から転がしてみたり、それぞれの楽しみ方でドングリと遊んでいます。
(娘はひたすら殻をむいて、白い実を並べて愛でる派です。)
今日久しぶりに公園に行くと、暑さで人がいなくなった今がチャンスとばかりにあちこちからドングリが芽を出していました。
また涼しくなった頃にはお世話になります♬
「どうしてそんなに毎日毎日集め続けるんだろう?」と不思議に思うこともあるドングリ。
大人になるとどれも「ドングリ」になってしまうのかもしれませんが、もしかすると子どもたちはどのドングリも違った顔に見えているのかもしれませんね。
この本を読むと大人でもドングリたちの色々な表情が見えてきます。
童心に帰れる1冊です。