【69冊目】『いいにおいのおならをうるおとこ』

むかし、ある村に欲張りな兄と素直な弟の兄弟がいました。
上手くいってもすぐに兄に横取りされる弟。
ある時、暖炉に落ちていた豆を見つけて食べると、なぜかとってもいいにおいのおならが出るようになり…。

こちらは中国の民話をもとにし、フランスで生まれたお話だそうです。
タイトルだけで気になるところがいろいろ…「いいにおいのおなら!?」「おならをうる!??」
これは読んでみるしかありませんよね。

ストーリーとしては簡単に言うと「海外版はなさかじいさん」という感じでしょうか。
しかし、設定がかなり特殊。
豆を食べたら突然いいにおいのおならが出るだけでなく、そのおならを商売にしちゃうなんて!
弟の「これは売れるぞ!」という発想にビックリです。

子どもたちの反応はというと…。
もちろん大爆笑!
子どもの好きなワードトップ3(個人的見解です。)「うんち」「ちんちん」そして「おなら」。
そんな人気者のおならが「ぷうっ!ぷうっ!ぷうっ!」と何度も登場するのですから、当然ですね。

出版しているのはロクリン社。有名な「こびとづかん」シリーズもそうですが、かなりユニークな本を多く取り扱っている印象です。
こちらの絵本、子どもたちを笑わすには最適なのですが、少々(?)お下品な場面もあるので食事前後の読み聞かせは控えることをおすすめします。